▷ 土壌汚染とは
土壌汚染とは、人の活動にともなって排出された有害な物質が土に蓄積され浸透し土壌や地下水が汚染された状態のことを言います。
原因としては、工場等にて使用された有害な化学物質が排水等で地表面から浸透し、土壌に蓄積され地下水に浸みこませてしまったりすることなどが考えられます。
土壌汚染の原因となっている有害な物質は移動しにくく、土の中に長い間とどまります。
また、目には見えない為、汚染されていることに気づかず、様々な経路で人の健康や生活環境・生態系へ影響を与えます。
主な土壌汚染の原因物質として揮発性有機化合物(トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・ベンゼン)などの物質と重金属(鉛・砒素・六価クロム・水銀・カドミウム)などが上げられます。
1968年 「イタイイタイ病」の存在が明らかになりました。
その原因は鉱山から流れ出たカドミウムという金属が川や農地を汚染し、その汚染された水や米を取り続けた人達に病気が広がっていきました。
1970年 「公害対策基本法」の改正で公害の一つとして土壌汚染を追加し「農用地の土壌の汚染対策等に関する法律」が制定されました。のち、数々の法律の見直しがあり、2002年「土壌汚染対策法」が制定されました。
土壌汚染対策法について ▷ 環境省
土壌汚染対策法では揮発性有機化合物(第一種特定有害物質)、重金属等(第2種特定有害物質) 農薬等(第3種特定有害物質)の3種類26個の有害物質が定められていて、それぞれに基準値が設けられています。
指定有害物質の種類 ▷ 環境省PDF
▷ 土壌汚染対策工事
地球環境のために緑化ができる土に再生
無機系リサイクル資源を有効利用した環境負荷低減型の
土壌改良のご提案
・現地調査
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土壌改良
土壌汚染対策法が施行されて以来、汚染土壌の問題が絶えません。
汚染土壌の調査件数は、法律や条例で義務付けられた調査に比べ自主的に行われる調査が増えています。
最近では、不動産鑑定評価へ反映されたりと汚染土壌の存在が資産価値下落の要因の1つと考えられており、近年では法令による対策より、自主対策で汚染土壌対策をする件数が急増しています。
汚染土壌の対策として、「掘削除去」工法が採用されています。
この工法は汚染土壌対策としては分かりやすく、施工方法も単純なため汚染土壌対策の主力となっています。
しかし、コストが高い事からブラウンフィールド問題(土地の価格に比べ汚染土壌対策の費用が高く、土地が死に地となる問題)を生じさせると共に、不法投棄等の不適切な処理により、汚染土壌を拡散させる原因となっていました。
そのような現状の中で、改正汚染土壌対策法では、掘削除去工法を含めた汚染土壌の移動を抑制するようにとうたわれました。
当社では、地球環境のために、汚染土壌の廃棄を減らし緑化ができる土に再生無機系リサイクル資源を有効利用した環境負荷低減型の土壌改良工法に取り組んでおります。
特 徴
- 従来工法と比べ低コスト
- 固化材は無害な材料を使用しているため、環境面で安全に施工できる。
- 地盤改良工事のような一般的な工事と同じ要領で施工可能。
- 特殊な混合設備が不要で、バックホウ等の汎用重機で作業が可能。
- 改良後は廃棄ではなく残土処理ができ、再利用が可能。
- セメント系固化材ではないため、固化後も容易に掘削ができる。
- 固化後、緑化の再生
▷ 施工方法
▷ 土壌汚染関連法令
・土壌汚染対策法
・土壌汚染対策法施行規則
・土壌汚染対策法施行令
・宅地建物取引業法
・土壌の汚染に係る環境基準について
・油汚染対策ガイドライン
