石綿のあれこれ

さくら

こんにちは!サクセスです。
これからBlogでは、石綿の色々な事について発信して行きます。

さくた

今日はとんなお話しなんですか?

さくら

今日は、皆さんもご存じとは思いますが
一番初めの「アスベストとは」からお話します。

石綿(アスベスト)とはどのようなものか

アスベストとは、石綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれる、天然の繊維状けい酸塩鉱物の事です。
石綿は、蛇紋(ジャモン)石族と角閃(カクセン)石族とに大別されていて、蛇紋石鏃は白石綿(クリソタイル)
角閃石鏃には、青石綿(クロシドライト)、茶石綿(アモサイト)、直閃石(アンソフィライト)、透角閃石(トレモライト)、緑閃石(アクチノライト)の全6種類が定義されていま す。

クリソタイル(白石綿)

ほとんどすべての石綿製品の原料として使用されてきました。
世界で使われた石綿の9割以上を占めています。

映像引用:Wikipedia

クロシドライト(青石綿)

アスベストの中でも最も発がん性が強いのがクロシドライト(青石綿)です。
石綿セメント高圧管、内部鉄骨部の吹付けなどに使用されています。青色が特徴です。

映像引用:Wikipedia

アモサイト(茶石綿)

アモサイトは、各種断熱頬材などに使われてきました。
配管保温材(エルボ部)によく使われています。

映像引用:Wikipedia

アンソフィライト(直閃石)

日本ではあまり使われなかった鉱物ですが、耐薬品性が優れている石綿です。
熊本県にある鉱山で採掘されていました。昭和40年閉山。
主原料としての使用は限定的のようです。

映像引用:Wikipedia

トレモライト(透角閃石)

他の石綿やタルク(滑石)、蛭石などの不純物として含まれていました。
トレモライトは、吹付け石綿として一部に使用されていました。
主原料としての使用は限定的のようです。

映像引用:Wikipedia

アクチノライト(緑閃石)

アクチノライトも他の石綿やタルク(滑石)、蛭石などの不純物として含まれていました。
日本ではあまり使われなかった鉱物です。
主原料としての使用は限定的なようです。

映像引用:Wikipedia

さくら

石綿は、肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり
現在は、新たな石綿製品の製造・使用等が禁止されています。
その発がん性は、下の図のようになります。

石綿の種類と発がん性

資料引用:独立行政法人環境再生保全機構

さくら

日本国内の石綿鉱物でよく使用されていたのが
クリソタイル・アモサイト・クロシドライトです。
特に多く使用されていた鉱物がクリソタイルです。

さくら

余談ですが・・・
「アスベスト(asbestos)」は 「永久不滅」という意味のギリシャ語が由来なんだそうです。
永久不滅かぁ・・・
「永久に価値を失わないほど素晴らしい」ものだったのでしょうね~
当時は・・・。
余談でした (-_-;)

さくら

では、今日はここまでとします。
最後までお読みいただいて
ありがとうございました。